仕事がつまらないのは当たり前だと思っていませんか?
ちなみに私は、仕事がつまらないのは当たり前だと思っていました。
私は前職で、3年間老人ホームで介護をしていましたが、それまでアルバイトや仕事を楽しいと思った事はありません。
当たり前のように、嫌だ、つまらない、辞めたいと思いながら毎日出勤していました。
やる気も全く無し。
必要な仕事を最低限の言われた事をやらされる毎日。
面倒事が増えるのが嫌だから率先して仕事をする事も無く、変化を嫌い、当たり前のように同じ事を繰り返す日々を自ら目指していました。
努力したことは、仕事中にどうやってスマホをいじるかぐらいのものです。
仕事を続けていると当たり前のように後輩が入って来ます。
やる気のある後輩が入って来たら、当たり前のように私なんか一瞬で抜かされます。
よく比べられました。「新人の彼は出来るのに、何で君は出来ないんだろう」と、本当に言われました。
当たり前ですが、これ相当ヘコみます。
なのでたまに頑張ってみようとしてみますが、正しい仕事のやり方がわからないので空回りするだけで終了。
そうして、私は至りました。「俺は努力しない人間だから、努力する人が仕事頑張ればいいんじゃない?俺の仕事が楽になるから勝手に頑張れ」という結論に。
そうした結果、当たり前のように自分に自信を失い、当たり前のように自分が嫌いになっていく。
その結果、私は29歳の時に精神的に崩れ、体調を崩し、仕事を辞める事になりました。
そのまま誕生日を迎え、無趣味素人童貞無職引きこもりニート鬱アル中の三十路が誕生。
自殺を考えるレベルでした。
仕事がつまらないのは当たり前?
このように、仕事をつまらないのは当たり前だと思ってしまっているだけで、人は死んでもおかしくありません。
だけど、仕事がつまらないのは当たり前だと考える方は多いのです。
ですが、仕事がつまらないのは当たり前だとすると、男性の平均寿命が80年ほどの人生の中で、40年以上するであろう仕事がつまらない事になるのでしょうか。
ようするに、人生の半分以上つまらないのが当たり前ということになっていると言っても過言ではありません。
そんなこと言われても、仕事がつまらないのは当たり前だから楽しくなるわけが無いだろ、と思うかもしれません。
ですが、「つまらない仕事とは何か」を考えると、原因を取り除けるかもしれません。
仕事がつまらない3大原因
仕事がつまらない原因は、大きく3つに分けられます。
- 仕事の人間関係が良くない。
- 自分のやりたいことや自分の強み、能力や適性と合っていない。
- 適当にやらされる作業をしてしまっている。
この3つです。
人間関係が悪い
人間関係が悪い場合は、あまりにパターンが多すぎるので助言する事が難しいです。
逃げるのも一つの手かもしれません。
それ以外の場合、相手を理解する事か、割り切る事が重要になっていきます。
当たり前ですが、我慢して精神を擦り減らし続けるのだけは本当にオススメしません。
適性と合っていない
適材適所を信用しない人ほど、仕事がつまらないのは当たり前だと思っている場合が多いです。
ですが、オンチな人が歌手になるのが難しいのは当たり前です。
適材適所は存在します。
人には必ず強みがあります。
そして、弱みもあります。
私がやりたくない仕事を、やりたいと思う人は必ず存在します。
出来る限りやりたい仕事、向いている仕事をすればいいのです。
適性で検索すると、色々と分かる事があるかもしれません。
適当にやらされる作業をしてしまっている
今回の話のメインです。
そして、当たり前ですが、やらされる作業ほど苦痛なものはありません。
あなたはもしかして、いやいや適当にやらされる作業をしていませんか?
そして、もしかしたら引っ込み思案だったりしませんか?
引っ込み思案な性格な人は、意見を言うのが怖かったり、面倒くさいという考えを持っています。
そうすると、自分の意見を仕事に取り入れることをしないので、やらされる作業しかできなくなります。
自ら仕事をつまらなくしていってしまいます。
ですので、もし自分が引っ込み思案だと思っているのであれば、改善した方が良いです。
引っ込み思案は、意志さえあれば改善できます。
ちなみに、私にとって前職がつまらなかったのは、老人ホームが悪いのではなく、引っ込み思案で、率先してやらされる作業をしていた私が悪かったんです。
仕事がつまらないのは当たり前だと思ってしまう最大の理由
やらされる作業ほど苦痛なものは無い
「つまらない仕事が当たり前だと思っていても、仕事を楽しむ事は出来るのか」という問いがあれば、私はこの答えには、ある程度YESと回答出来ます。
ただし、主体的に仕事をしているかどうかが重要です。
人間関係や適性に差はあれど、主体性も無く適当にやらされる作業をしている仕事がつまらないのは当たり前です。
以前の私は仕事がつまらないのは当たり前だと思いながら適当にやらされる作業をしていました。
そんな私の過去の仕事ぶりを見ながら、つまらない仕事のやり方をお伝えしたいと思います。
主体性が無い、つまらない仕事のやり方
受動的
仕事がつまらないのが当たり前だと思っていた私は、仕事を受動的にしていました。
受動的だと、自分の考えを仕事に反映できないので、やらされる作業、つまり、仕事が苦痛になる事うけあいです。
ここを改善しないと、まず仕事を楽しいと思える事は無いでしょう。
被害者意識を持っている
仕事がつまらないのが当たり前だと思っていた私は、被害者意識を持っていました。
被害者意識を持っていると「だるい」「むかつく」といった感情に仕事が左右されたり、「上司が見ているから」と、他人の目に仕事が影響されます。
何か問題が発生したら他人のせいにしようとしたり、仕事がつまらないが当たり前だと思っていたり、環境や世の中が悪いとか思っています。
ブラックな残業があるわけでもないのに、なぜか被害者意識の感情を持ち合わせていました。
ズルい考えを持っている
仕事がつまらないのが当たり前だと思っていた私は、ズルい考えを持って仕事をしていました。
ちなみに、仕事でズルい考えを持つと、面倒くさいから放っておいたせいで面倒ごとが増える、という負のループが待っています。
面倒だという思いが面倒を呼ぶのです。
なので、まじめにやったほうが面倒ごとが本当に増えません。
やりがいが無いと思っている
仕事がつまらないのが当たり前だと思っていた私は、仕事にやりがいが無いと思っていました。
私はニート、フリーター時代の時、バイトを転々としても一切やりがいを見つけられませんでした。
不真面目で、適当で、なんとなく仕事をしていて、やりがいなんて見つけられるわけがないので、当然の結果です。
愚痴を言う
仕事がつまらないのが当たり前だと思っていた私は、なぜか被害者意識を持っているのでグチグチ文句を言っていました。
愚痴を言えば言うほど、周りからの信頼を失っていることに気づかずに。
上司のほうが忙しいのに、上司のことを理解しようとせず、上司の愚痴を言ってしまうのです。
仕事を理解していないので言い訳をしてしまう
仕事がつまらないのが当たり前だと思っていた私は、よく言い訳をしていました。
自分がしている仕事に明確な根拠を持っていないので対応に困り、どうしても言い訳になってしまうのです。
主体性が無いとつまらなくて当たり前
このような仕事をしていると、仕事がつまらないのは当たり前です。
ですが、主体性を持っている人は、仕事を楽しいと思っている可能性があります。
主体性がある人の仕事のやり方
能動的
主体的な人は仕事を能動的に行います。
なぜなら、そっちの方が楽しいからです。
信念を持っている
主体的な人は自分の価値観によって仕事をします。
信念を持っており、ズルい考えを持たないので、感情によって仕事が左右されません。
やりがいを自分で見つける
主体的な人は、仕事にやりがいを自分で見つけます。
はっきり言って「やりがい探しの転職」は無駄です。
主体性を持っていなければやりがいは生まれません。
主体性を持たずに、今の仕事でやりがいを見つけられないなら、高確率で次の仕事もやりがいを見いだせないでしょう。
自分を成長させ、貢献する心を持ち、自分の考えを仕事に反映させる事が出来て、初めてやりがいというものが生まれるものです。
受動的に仕事をしている限り、やりがいは生まれないでしょう。
自分が納得する仕事をする
主体的な人は、周りに流されず、自分が納得する仕事をします。
根拠を自分で探し、自分の軸を持って仕事に取り組みます。
明確な根拠を持っているので、周りから何かを言われても、言い訳ではなく根拠を伝える事になります。
当然ながら、根拠が間違っていたら謝ります。
頭が良くなくても、ズルい考えを持っていなければ、もはやそれだけで昇進がかなり近づきます。
愚痴を言わず、謙虚に学ぶ
主体的な人は愚痴を全然言いません。
なのに、率先して他人の役に立とうとします。
しかも、なぜか謙虚です。
そして、謙虚なので、他人から何かを学ぼうとする事を心掛けています。
主体性を持つ事で、主体性を持たないよりは確実に楽しくなる
このように、主体的な人の方が仕事に熱心なのです。
何事も、没頭することが出来る方が楽しく、時間の経過も早く感じます。
適当にやってしまうと時間の流れもゆっくりになり、苦痛感が増します。
仕事がつまらないのは当たり前だと言ってしまっても仕方がありません。
ちなみに、これらを私が出来ているかというと、全くそんな事はありません。
ですが、主体性を持てば持つほど仕事が楽しく思えるようになったので、私はもっと主体性を持った仕事を行いたいと思っています。
それでは、どうすれば主体的な考えの持ち主になることが出来るのでしょうか。
主体的に仕事をする方法
「なぜ」を持つようにする
当たり前ですが、仕事にはすべてやる理由と根拠が存在します。
当たり前ですが、報告書には報告する理由があります。
当たり前ですが、仕様書には仕様を提示する必要があるのです。
すべての作業に必要性があるのです。
なぜこの作業をするのかを、すべてにおいて考えてみましょう。
なにげに、多くの人はそこまで深く考えておらず、「まーこれでいいって言われたから、これでいいっしょ」という仕事になりがちです。
そして、理解できていないまま後輩が出来て、後輩に説明できないまま、理解できないまま、あいまいな説明をすることになるのです。
主体的な人は、その作業する理由をすべて考え、そして理解しようとし、もし調べてもわからなければ質問します。
そして「なぜこの仕事をするのだろう」と、本当に理解できなかった場合、「なぜか」を周りに問います。
そして、上司たちも「確かに、なんであるんだろう・・・」となった場合、その仕事が不必要なものだったとしたら、作業工程を見直し、効率化が進む可能性があります。
ズルい考えをもたないように心がける
主体的に「なぜ」を持つと、入ってすぐの新入社員だとしても、会社に多くの影響をもたらす可能性があります。
これは、頭の良さは全く関係ありません。
ただ、ズルい考えをもっていないというだけです。
逆に、仕事がつまらないのが当たり前だと思っていた私は、面倒なものを見つけたくないと思っているので、わからないものを発見しても、見て見ぬふりをします。
周りからの信頼を得るチャンスを自分からつぶしていくのです。
貢献する心を持つようにする
主体的な人は、仕事をする事で誰が喜んだり、誰に貢献出来るかを、よく考えています。
貢献する事に信念を持っています。
これを「くだらない」と思ってしまう人は、ほぼ間違いなく人生をつまらないと思っています。
私は人を信じられない時があり、善人を偽善扱いしたことがあります。
ですが、結果的には人にやさしく出来る人は、人生がうまくいっている事に気付きました。
人にやさしく出来ない人は、あまり良いところに辿り着けません。
成長して自信をつけるようにする
仕事がつまらないのは当たり前だった私は、何年経過しても、自ら率先して永遠の新入社員を繰り返します。
責任なんて持ちたくないですし、自分に自信もないので昇進したくないので仕方ありません。
何歳になっても永遠に「俺なんて」を繰り返します。
仕事がつまらないのは当たり前だと思いながら永遠の新入社員を3年間繰り返してしまいました。
そして、そんな仕事をしてきて全く楽しくなかったのは、自分の身をもって知っています。
良い人間関係を心掛ける
現在では、主体的に行動することを心掛けるようになったので、仕事を楽しめるようになったと言っても過言ではありません。
そうすることによって、まわりからの信頼を得ることを出来る可能性があり、仕事の人間関係も良くなっていくことになります。
仕事の人間関係を「仕事の人間関係だから、割り切った関係にしよう」とか「波風立てない空気のような存在になるようにしよう」と思ってしまうと、40年以上行うはずの仕事の人間関係を自ら潰してしまいます。
それは、自ら人生の半分を捨てに行っているようなものではないでしょうか。
そんな人生、楽しいでしょうか。
前職の仕事がつまらなかった時に、悪かったのは、世間でも、会社でも、環境でもありません。
変わろうとしない私自身に問題があったから仕事がつまらなかったのが当たり前だと思っていたんです。
何度も言いますが、やらされている作業ほど苦痛なものはありません。
ですので、ぜひ、主体的に仕事をしてみましょう。
主体的に仕事が出来ると人生が楽しくなる
私は、この一年間が人生で最も楽しく、そして、来年もさらに楽しくなります。
なぜなら、楽しくなるように年単位で目標を設定し、達成し、主体性を心がけて行動しているからです。
自動的に楽しくなります。
ネット、ゲーム、テレビを見続け、家に引きこもりがちになっていた主体性の無い私の人生は楽しくありませんでした。
もし、この1年間がつまらないと思ってしまっている方は、来年、いえ、10年後すらつまらない年になってしまいます。
以前の私は今日も明日も同じ行動をし、適当な日々を過ごしてしまいました。
なんとなーく仕事していたり、なんとなーく生きていたりしていませんか?
もしかして、周りの環境がどうにかしてくれると勝手に思っていたり、誰かが突然楽しい事を持ってきてくれるなどと思ったりしてませんか?
自分の仕事や自分の人生を決めているのは、主体的な自分です。
なので、主体的に行動し、ぜひ、変化を取り入れる習慣をつけてみましょう。