すべてがくだらないと思ってしまった事、あるんじゃないでしょうか。
ちなみに、私は世の中の大半の事をくだらないと感じてしまった事があります。
なんで世間はこんなくだらない事で騒いでいるんだろうと、世の中を斜め上目線から見ていました。
この斜め上から世の中を見る目線は、不幸の原因になります。
ところで、突然ですが私は、アレン・カー(イギリスの禁煙活動家)を尊敬しています。
彼は禁煙する方法を独自で編み出し、禁煙活動家として行動を起こしました。
恐らく彼は「世界中の喫煙者にタバコをやめさせてみせる事が自分の使命」だと思った事でしょう。
そしてその後、彼の禁煙法は禁煙セラピーという書籍を中心に、本当に世界中に広まり、彼はその使命を全うしました。
ですが、受けての考え方に問題があった場合、何の本だとしても、読書の効果は発揮されません。
彼の禁煙法は、たった一つの考え方によって失敗します。
その考えとは「くだらない」という考えになります。
目次
くだらないという考えは誰でも持っている
くだらないと思ってしまう事は誰にでもあります。
当然、私にもあります。
むしろくだらないと思える力は持っていないと危険です。
くだらないと思える力があるからこそ、「1億円当たりました」というメールが来ても迷惑メールだと判断する事が出来ます。
なので、くだらないと考えるのは問題ないのです。
くだらないと思ってしまう事柄の幅は人によって違う
極端な例ですが、くだらないと思う幅が狭すぎる人は先ほどの迷惑メールが届いても「1億当たったかも!」と思ってしまう方もいるかもしれません。
逆に、これの幅が極端に広すぎた場合どうなるでしょう。
すべてがくだらないと思ってしまう事になります。
そして、すべてがくだらないと思ってしまうその末路は、非常に危険だという事を私は自分の身を持って知っています。
くだらないと強く思ってしまう事の危険性
このすべてがくだらない状況は危険です。
ほとんどの事がくだらないのです。
そして、何度も見る事になると、自然と「嫌悪感」を持ってしまう事まであります。
根拠の無い話はくだらない
あなたも血液型や心霊現象などの根拠の無い話をした事が今までの人生である事でしょう。
そして、その話題を楽しんでいる人達にわざわざ近づき「くだらない、根拠が無い、絶対に信じない」と場を興ざめさせる人を見た事があるのではないでしょうか。
そして、それは私の事でした。
根拠の無い事に限らず、こうして最初からすべてくだらないと拒否をし続けると、どんどん人生がつまらなくなっていく原因になってしまいます。
流行りの物がくだらない
すべてがくだらないという考えは流行り嫌いの原因になります。
流行り嫌いとは、流行りで盛り上がっている人に「くだらない」と思い、嫌悪感まで持ってしまう事を差します。
流行り嫌いになった私は、楽しそうにしているのが羨ましいので嫉妬をしていました。
それが嫉妬とは認めたくないので、流行りものなんて絶対にやらないというプライドが生まれます。
そうなると、話題性に欠けてしまいます。
そして、話題性に欠けたせいで、時には孤独感を覚えて行く時もあるかもしれません。
この孤独感は最初は小さな物ですが、回数を重ねていくとさらにプライドが高くなります。
そしてこの時、プライドを守るためにこう考えてしまう可能性があります。
「くだらない。ああ、こいつらみんな馬鹿なんだ」と。
こういった、流行りに対してくだらないという考えを持っていると、本当に不幸ですよ。
世の中の情報を見るたびにストレスを感じるようになるのですから。
その結果、更に人生がつまらなくなって行く原因にもなってしまいます。
話題の対象に腹が立って叩く
みんなが楽しそうだけど、自分は理解できない。
そうすると、孤独感から叩き行為に走る可能性があります。
「何が面白いの?」とか「こいつで笑った事ない」とか言ってしまうんです。
叩き行為は、同じことを思った人との共感を得たいので叩くんです。
ですが、叩き行為をしていて、何か良かった事はありますか?
私は、くだらないと思って叩き行為をした結果、時間を浪費したうえに自分のストレスが溜まるだけで何も良い事はありませんでした。
ちなみに、人は、信頼している人の意見しか聞きません。
なので、ネット上で叩いたところで、どこの馬の骨かもわからない人の意見を聞いて、相手が変わる事はありえないのです。
叩き行為は無駄な努力です。
わざわざ腹が立つものを見に行って、自分からストレスを溜めるだけだったんです。
他人に「何が面白いの?」と言ったりしながらも、自分が好きなアニメやゲームを叩かれると怒る。
自分以外の価値観を認められない私は、完全に子供でした。
くだらないと思う事が成長を止めてしまう
すべてがくだらないと思っていても、私のようないい大人の年齢になると教育の過程はもう終わっています。
なので、すべてがくだらないという考え方の問題点を指摘してくれる人は、残念な事にほとんどいないと思います。
私にはいませんでした。
もし注意されたとしても、尊敬する相手や、相当仲の良い友人などでなければ、心にも留めないか、すべてくだらないと反発して怒るだけでしょう。
なので、基本的には自分で気付くしかありません。
この、すべてがくだらないという人は、成長が早めに止まってしまいます。
成長する事がくだらないので、自分が精神的に成長しようとする事なんて、もう無いのです。
つまり、人生つまらないと思っている人が考え方の不幸に自分で気付けなかった場合、ずっと人生がつまらないままとなってしまいます。
その結果、成長や努力など、その行為に嫌悪感すら抱きます。
すべてがくだらないと思い続けた結果、大多数の他人の発言を信じる事が出来ないので当然の結果と言えるでしょう。
禁煙セラピーを「くだらない」という考えを持ちながら適当に読み終えて「読んだあとの方が多くタバコ吸うようになったわwww」とわざわざ言うようなあまのじゃくも存在します。
以前の私のように、世の中を斜め上から見て、世の中を否定して、今の自分のままで精神的に優位に立ちたいのです。
そんな人生が楽しく無いのは身を持って知っています。
ですが、人生つまらないと思ってしまっている人が楽しい人生を過ごすには、何かしらの精神的成長が必須になります。
過度にくだらないと思ってしまう人は他人も自分も信用していない
私が人生をつまらないと思っている人になにを伝えたいのか。
人生をつまらないと思っていた以前の私は、すべてがくだらないと思うだけではなく、悪意の強い思考だったので、はっきり言って善意で行動している人なんて存在しないと思っていました。
何か良い行いをしている人に対して、くだらない、つまらない、アホくさ、偽善、自己満、オナニーの一言で済ましていたのです。
ですが、アレン・カーが「世界中の喫煙者にタバコをやめさせてみせる」と本気で言ったような、善意の考え方が本当に存在する事を知っておいて欲しいのです。
うまくいっている人の意見を取り入れると人生がうまくいく可能性がある
他人を過度に信じろ、というわけではありません。
ですが、もしかしたらこの世には善意で物事を伝えたいと思っている人もいるかもしれない、そう思って欲しいのです。
そして、今この記事自体を「くだらない」って思ってしまう人ほど、人生はつまらないと思ってしまっている可能性が高まってしまうのです。
驚くほどに。
逆に、人生がうまくいっている人の意見を実際に取り込んでみると、それだけで人生がうまく行くようになったりもします。
なので、人生をつまらないと思っている人は、多くの物事に対して過度に「くだらない」と思う事を止めるよう意識してみてください。
たったそれだけで色々な物が見えてくる可能性があり、人生がつまらないという思いが無くなるかもしれませんから。
つまらない人生の原因を解消させる10step
その2、過度にくだらないと思う事を止める。