人生がつまらないと思っている人の中には、もしかしたら自分自身の事が嫌いだと思っている人がいるかもしれません。
私は仕事を適当に行う人間でした。
しかも仕事のやり方が分からないので、全然使える人材ではありません。
結果的に、自分が仕事を出来ない原因を「やる気が無いから」と自分に言い聞かせる事になりました。
適当に仕事を適当に行い、家と職場と、仕事が終わったらパチンコ屋に行くだけの日々。
私はそんな自分の事が少しずつ嫌いになっていき、29歳の時に体調を崩してしまいました。
その数日後に無趣味素人童貞無職引きこもりニート鬱アル中のまま30歳の誕生日を迎え、絶望する事に。
この頃は、本当に自分の事が嫌になりました。
ですが、自分が嫌いな人は、つまらない人生から抜け出す事は非常に難しい事になります。
なぜなら、自分を許せていない人は他人を許すことが下手だからです。
目次
自分が嫌いな人は、実は他人に優しく出来ていない
自分が嫌いな人は、実は他人にうまく優しくする事が出来ていません。
孤立し、そうして更に自分が嫌いになる可能性が高くなります。
「んな馬鹿な」「自分の事は嫌いだが、他人の事ぐらいちゃんと考えてるから俺は関係無いな」と思われる方がいるかもしれませんが、これはかなり事実になります。
自分に優しくする事が出来ない人が他人に優しくなんて出来ません。
自分が嫌いな人は、まずは、他人に優しく出来ていない事を自覚する事から始めましょう。
自分を許せる人は他人を許す事が出来る
自分が嫌いでは無い人は、他人に優しくする事が出来ます。
それはなぜか。
自分の許し方を知っているので、他人の許し方や、他人が喜び望むコミュニケーションが分かるからです。
そして、自分が嫌いだと、自分の許し方すら分っていないので、他人の許し方も分からないのです。
自分が嫌いな人は、他人を許すどころか、許せない相手にどうやって復讐するかを考えている可能性すらあります。
自分が嫌いな人の言動
自分が嫌いな人は、自分が嫌いな人に受けのよいコミュニケーションを取る事が多いです。
それが、他人の悪口になってしまうのです。
これは仕方の無い事です。
若い頃であれば、誰だって他人の悪口を言った事があるものでしょう。
ですが、自分が嫌いな人は大人になっても悪口を言ってしまいます。
しかも、多くの人が悪口を言わない事に気付いていません。
「みんなも裏で悪口言ったり、ネットで酷い事書いてるんだろうな」と思っている可能性すらあります。
周りを信じていないんです。
自分が嫌いな人は悪口を多く言ってしまう
自分が嫌いで普段から自分の事を痛めつけている人は、頻繁に悪口が聞かれます。
普段から自分を痛めつけているので、他人を痛めつける事が異常な行為だと気付かないのです。
悪口が多いと人としての信頼を失う
悪口が多い人は「どうせ裏で俺の悪口も言ってるんだろうな」と、他人からの信頼を失ってしまいます。
当たり前です。
高頻度の悪口は、確実に人としての信頼を失います。
ですが、自分が嫌いだと、こんな当たり前の事になかなか気付くことが出来ません。
悪口が良くない事だと自覚していない
私は生まれて30年間、悪口が良くない事だと気付く事が出来ませんでした。
そして、相手の立場になって考えるという事も全くしていませんでした。
逆に、自分が好き過ぎたり、横柄な人も悪口や評論批判が大好きです。
ですが、この場合、自分の敵と味方を戦略的に作ったり、人の心を動かしてファンを作ろうとしている場合もあるので、一概に問題だとは言えません。
ただ、謙虚さを失うほど横柄になると、他人の言う事を信じる事ができなくなってしまうので注意も必要です。
悪口を言ってしまう人は相手の気持ちを理解しようとすらしていない
私は小学校6年生の時、いまだに自転車に乗れない友人を馬鹿にする事が何度もありました。
本人に直接言ったり、裏で「あいつまだ乗れないんだって!」と馬鹿にしたりもしました。
当たり前ですが、相手は、馬鹿にされる事を嫌がるに決まっています。
悪口って、これと全く同じです。
私は30歳になるまで、これと同じような事を繰り返していました。
私は、小学校6年生の頃から30歳まで変わらず、相手の気持ちを理解しようとすらしていない子供だったのです。
裏で行う悪口は簡単に本人の耳に届く
ちなみに、裏で行う悪口は、かなりの確率で第三者から本人に届きます。
あなたは、よく悪口を言ってしまう人ですか?
もしもYESだった場合、超失礼ですが、あなたの周りの人間は、あなたと同じで口が軽いハズです。
人は、自分と同じような人と関わり合いを持とうとします。
これを心理学では「類似性の法則」と呼びます。
ようするに、悪口を言う人の周りには、悪口を言う人間が集まります。
なので、裏で行う悪口は、本当に簡単に本人の耳に届いてしまいます。
しかし、悪口を言った本人は、それすら気付いていません。
悲しい事に、本当に本人だけ、全く気付けていないんです。
ちなみに、愚痴と悪口は別物です。
感情を大切にする女性は、ある程度の愚痴を吐くべきでしょう。
ですが、普段からよく愚痴を言ってしまう男性は、女性から嫌われる原因になります。
どうしても愚痴を言いたくなった時は、本当に信頼できる一人だけに愚痴を言うようにした方が身のためです。
多人数にグチグチ言っている習慣を持っている人は、信頼を失いやすいです。
ちなみに、もし他人から愚痴を受けた場合は、出来る限り受け止めて、絶対に周りに流さないようにしてください。
ところで、もし気に食わない相手に対して直接「お前のここが気に入らない」と言った場合、あなたの信頼度は下がるでしょう。
ですが、悪口が第三者から本人に届いた場合、直接言った時の10倍の信頼を失うと思っておいてください。
悪口は言わない方が自分のためです。
ちなみに、良い噂が第三者から本人に届いた場合、直接言った時の倍の信頼を得る事が可能です。
なので、本人のいないところでは良い噂をしましょう。
自分が嫌いな人は、悪口を言ってはいけない
悪口ばかり言ってしまう人は、他人の悪いところを探す習慣を持っています。
はっきり言ってしまえば、あら探しが本当に得意なんです。
ですが、そんな人は自分の悪いところも非常によく分かっています。
他人の悪いところを探すプロは、自分の悪いところを探すプロでもあります。
だからこそ、自分が嫌いになってしまうんです。
自分が嫌いにならないために大切な事は、悪口を言わなくする事です。
悪口を言う自分より、悪口を言わない自分を好きになってみましょう。
自分が嫌いな人が更に言ってはいけないのは、自分への悪口
他人の悪口以上にやってはいけないのが、自分への悪口です。
これは、脳に直接影響します。
脳は、実は自分の言葉を一番聞いているので、自分への悪口は本当に深刻です。
1日程度では何も変わりませんが、数週間、数か月もすると、自分の事が本当に嫌いになっていくんです。
自分が嫌いな人は他人を信じていない
毎日のようにインターネットで批判や評論や悪口を書いていた私は、悪口なんてみんな裏でやっている事だと思っていました。
他人を信じていないんです。
ですが、自分の事が好きな人は、他人の悪口を全然言っていない事に気付いたんです。
私は、毎日のようにしていた低レベルな批判や悪口を言う事を止めました。
そうしたら、少しずつ自分の事を信じれるようになり、自分が好きになって行ったんです。
「みんな言ってる」と言った意見は、本当にどうでもいい
たまに「悪口なんてみんな言ってる事だし、止める必要は無い」と言った意見を聞く事もあります。
ところで、みんなって誰ですか?
実際にあなたの周りにいる人達の事ですか?
悪口を言う人の周りには、悪口を言う人が集まります。
学校でヤンキーの周りにヤンキーが集まったり、ガリ勉の周りにガリ勉が集まるのと同じ現象です。
似たもの同士で居心地が良い人と集まるのが人間の習性です。
あなたの周りにはあなたの考え方と同じような人が集まりやすいのですが、もしかしてその一部を「みんな」って思っていますか?
ちなみに、あなたの言うその「みんな」って、幸せそうに見えますか?
私が30歳までに会った知人には他人を悪く言う人も結構いましたが、そういう人ほど幸せそうではありませんでした。
それとも、ネット上の意見の事ですか?
私はネガティブな情報を自ら見に行く習慣がありました。
そうすると、自分がネットで見ていた一部の世界が、自分の世界になってしまう可能性すらあります。
場合によってはその一部の世界を「世の中の総意」だと信じ込む可能性すらあります。
これ、冗談ではありませんよ?
完全に私の実体験で言っています。
ネガティブな情報を出来るだけ減らすようにした今の私の目からは、人の悪口を言う人はかなり少なくなりました。
そもそもネット上でネガティブな情報をあえて見ないようにしたり、ネット上で意見を言わない人なんて、実は大勢います。
むしろ、自分の事が好きな人は匿名の掲示板を見る習慣なんて滅多に持っていなかったのです。
結局、私にとっての「みんな」というのは、自分の主観でしかありませんでした。
そもそも、少数派か多数派かは、あまり関係ありません。
色々な事に言えるのですが、少数派か多数派の意見かを考えるより、人生を楽しそうに生きている人の意見を受け入れる事をオススメします。
なぜなら、人生がつまらなそうな人の意見を受ければ受け入れるほど、人生がつまらなくなる確率が上がるからです。
まずは自分を信じる事が必要
他人を信じられない人は、まず自分を信じる事が大切になります。
そして、悪口ばかり言っている人の人生は、全然うまくいっていません。
なぜなら、悪口ばかり言う人は、あら探しのプロなので、自分の人生に不満だらけなんです。
たとえ、他人から見て「羨ましい」と思えるような人生だとしても、悪いところにばかり目が行く人の不満が満たされる事は無いでしょう。
悪口ばかり言ってた人が意識的に悪口を止めるだけで、人生は良い方に変わります。
過度に自分の事を好きになる必要は無い
自分の事は出来るだけ好きになった方がいいとは思いますが、「横柄になれ」「自己中心になれ」「ナルシストになるべき」、というわけではありません。
自分が嫌いな人は、心の中で自分を痛めつけるような考え方すら持っている可能性があります。
何か失敗したら「自分はなんて駄目な人間なんだ」と思ってしまっている可能性もあります。
まずは、そんな自分を許してあげてみてください。
失敗した時こそ自分を許し自分に優しく
あなたが今までどういった人生を過ごしてきたのかは知りません。知りませんし、自分を許すのは簡単ではないかもしれません。
ですが、そんな事はもう忘れて、自分を許してみてください。
そして、悪口を言う人を見つけても、「悪口はダメ」と言わず、適度に受け止めてあげてください。そうする事で信頼が生まれる事もあります。
ただ、一緒に叩く場合は他人の信頼を失うリスクがあるので注意してください。
標的がどんな人であれ、周りのリアクションがどうであれ、他人を馬鹿にする行為は、一瞬で人からの信用を失う可能性がある事を覚えておいてください。
自分と他人に優しく出来ると人生が良くなっていく
他人に優しく出来ない人は、ほぼ間違いなく人生を楽しいと思っていません。
ですが、他人に優しく出来ると、人生が良くなっていきます。
人に優しく出来るかどうかで、人生の多くの事が決まります。
ですが、その前に、まずは自分を大切にしてみてください。
今回伝えたかったのは、自分を許し、悪口を言う回数を減らす事です。
これを「無理」と思われる人もいるかもしれませんが、この事を頭の隅に置いておくだけで、他人への態度、そして他人から受ける態度までがガラリと変わるかもしれません。
これは嘘だと思って実践して欲しいのですが、頭の隅に置いたり、思ってみるだけで、それが事実になったりするものですよ。
つまらない人生の原因を解消させる10step
その6、自分に優しく出来ると他人に優しく出来る。そして、他人に優しく出来るほど幸福になる。