私は自分の事を何のとりえも無い、特技も趣味も無い人間だと思って生きてきました。
30歳になるまで何も積み上げてこなかったうえに、やっと就職した仕事も不真面目だったので当然の事です。
人生をつまらないと思い続けた30年間で私がやった特技や趣味をあえて挙げるとすれば、ネットやゲームやギャンブルぐらいの物です。
そんな自分が嫌になった結果、私は体調を崩し、無趣味素人童貞無職引きこもりニート鬱アル中三十路になりました。
そんなつまらない人生に絶望した結果、私は趣味や特技を持とうと思ったのです。
目次
何のとりえも特技も趣味も無い理由
私は、なんとなくやりたい事があったとしても、基本的に全ての事を諦めて生きてきました。
- スポーツをしようと思っても体力もセンスも無いと諦め。
- 絵を書こうと思っても絵心が無いと言って諦め。
- 痩せようとしても体型や年のせいにして諦め。
- 彼女が欲しいと思っても非イケメンのせいにして諦め。
- 就職をしようと思っても職種を選べる立場では無いと諦め。
- 上司になるなんて面倒くさいから昇進なんて諦め。
- 英語が不得意だから絶対に出来ないと諦め。
大体の事を諦めており、なぜ自分にはそれが出来ないのか、その理由を他の人に淡々と説明してしまうほどでした。
ですが、どうやら私のこの行為は、人生を楽しんでいる知人からは内心非常に滑稽に思われていたようです。
一部の不得意な事柄ならまだしも、特技や趣味どころかほぼ全ての事柄に関してやる前から諦めて、まだ何もやっていないのに、行動しない言い訳をしているのですから。
その結果、私は何のとりえも特技も趣味も無いまま日々が過ぎてしまいました。
自分で行動しない理由を作ると何も出来なくなってしまう
行動しない理由を考えるのは簡単です。
- 俺には出来ない。
- お前だから出来るんだよ。
- 俺は今のままでいい(だが不幸だ)←これ強敵です。
- 努力とか老害みたいな発言するな。
- 別にいつ死んでもいい。
- 俺頭悪いし体力ないから。
- それは俺のキャラじゃない。
- 俺は仕事出来ない人間。
- 俺はコミュ障なんだよ分かってくれ。
これらの言葉を使えば行動しない理由が一発で完成します。
ですが、こういった言い訳をしてしまうのは仕方ない事でもあります。
なぜなら、全ての人の脳は「言い訳の天才」だからです。
行動しない言い訳をする習慣はつまらない人生を加速させる
私は言い訳をし続けて来た結果、特技や趣味が無いどころか、私は何度も引きこもりのような状態になりました。
自分に出来る事なんて何も無い、やりたい事なんて何も無い。
そう思い続けた結果、何も良い事なんてありません。
何のとりえも特技も趣味も無い日々を繰り返していくだけでした。
一度やってみない事には特技も趣味も出来ない
人生に絶望したあとに「少しは人生楽しんでみよう」と思ってからは、「特技や趣味ぐらい欲しい」「とりあえず一回ぐらいやってみようか」と思うようになって行きました。
「俺って無趣味過ぎるな。俺にも簡単に出来る特技何か無いかな」と趣味や特技でググってみたり、今までの人生で拒否し続けていた「○○しに行こう」という誘いに「1度ぐらい行ってみるか」と、今までより外に出る事が増えて行きました。
この何気ない小さな行動は、つまらない人生を楽しくする可能性を秘めています。
一度やってみて楽しかったらそれが趣味で良い
特技や趣味なんて無いと言う人でも、特技や趣味を見つけるのは結構簡単です。
気になった事はとりあえず1度やってみて、楽しかったら特技や趣味にしてしまえばいいんです。
そうすれば趣味や特技を聞かれた時、物凄く楽が出来るようになります。
ですが、趣味に対して義務感や被害者意識を持つと一気に楽しくないものに変化する可能性があるので注意が必要です。
うまい、へたは関係ない
へただから、しない。
頭悪いから、できない。
テスト前に、勉強せずに部屋の片づけが気になる。
やる前から、言い訳する。
頑張らないといけないのに、睡眠時間が少ないと言ってしまう。
脳は言い訳の天才なので、このような事は誰でも経験している事でしょう。
この脳の性質の事を「セルフハンディキャッピング」と言います。
実は、脳は変化を求めません。
なぜなら大昔の人間は、他の人と変わった事をすると、簡単に命を落としたからです。
他の人が食べないものを食べてしまったら毒だったり、他の人と違う事をしてしまうせいで集落で嫌われたら村八分にされて追い出されたりするのです。
その特性が現代でも残っているので、脳が言い訳をしてくるのです。
誰でもそうなんですが、この事実を自覚しているだけで、対処ができるようになっていくのです。
「俺は〇〇が下手だからしない」というのは簡単です。
ですが、全てに対してそう言っていると、何もうまくなりません。
そして、うまい、へたは関係ありません。
それ以上に、楽しんでいるかの方がはるかに大切です。
へただからしないという選択は、しない事をオススメします。
責任転嫁すると特技も趣味も出来ない
特技も趣味も無い人にありがちですが、「何か面白い事無いかなー」と、ただ待ち続ける立場をとってしまった場合、実は相当に危険な状態です。
「は?何言ってんだ?」と思うかもしれませんし、周りにそういう人がいたりするかもしれませんが、本当に危険なんです。
私は30歳まで「何か面白い事無いかなー」と思って生きて来ました。
人生のほとんどを、面白い事が起きるのを待っていたのです。
ですが、その結果、確信している事があります。
面白い事は、待っていても来ないんですよ。
面白い事は自分で探しに行かないと、何の変化もない日々が待っているだけです。
責任転嫁すると人生を放棄してしまう
「何か面白い事無いかなー」などと思ってしまう人は、基本的に人生を自分以外に委ね過ぎで、人生全てを責任転嫁してしまっている可能性まであります。
責任転嫁してしまえば、自分が被害者のままでいられます。
被害者でいれば、自分以外の何かが悪いので、自分は悪くないのです。
なので、居心地だけは凄く良かったのです。
居心地は良かったんですが、何の解決にもならないので、責任転嫁は本当にしない方が良いです。
今までの人生は世の中のせいで決まったのではなく、自分が決めて来た事です。
ですが責任転嫁してしまうと、今までの人生は自分以外の何かが決めて来たような振舞いをしてしまいます。
「いや、俺の人生は親が決めた!」と思っている人も、親が決めた人生を歩く事を自分で決めているので、結果的に自分で選択しています。
私はなにも「お前が人生をサボっていたから、今の人生が辛いんだろう」と、責めたいのではありません。
自分の人生は自分が作っていることを認める事で初めて、これからの人生を自分で切り開く事が可能になる事を伝えたいんです。
それに、親に従った人生が悪いというわけではありません。
自分の価値観通りであれば、誰かに従った人生だとしても、楽しいものになります。
ですが、責任転嫁して、自分の人生に被害者意識を持った時点で、人生の終わりと言っても過言ではありません。
私は30歳になるまで、世の中が悪いせいで自分の人生がつまらないと思っており、被害者意識を全開に出したまま人生を送っていました。
そんな被害者のメガネから見える世の中は、クソみたいでした。
そんなクソみたいな世の中からは、学ぶ物なんてありません。
ですが、実際は自分が被害者という名のクソみたいなメガネをかけていただけだったんです。
そんなクソみたいなメガネを外し、被害者を演じるのを止め、自分なりの価値観を持ちながら生きてみると、私の人生は少しずつ良いものに変わっていきました。
被害者でいる事を止めたら、人生が楽しくなって行ったのです。
自分から変化を受け入れると、人生が変化する
もう一度いいますが、責任転嫁して世の中のせいにするのは本当に簡単です。
ですが、今までの人生は世の中のせいで決まったのではなく、親が決めたわけでもなく、自分が決めて来た事なんです。
その自己責任というコントローラーすら投げ出してしまうと、人生は自分で操作出来なくなってしまいます。
私は30歳まで責任転嫁する人生を繰り返して来ました。
ですが、人生に絶望して、自分の人生と真剣に向き合った結果、人生を良くしようと仕方なくコントローラーを握ってみたのです。
自分が何をしたいのかを真剣に考えて、とりあえず外に出て、やりたい事をやりにいってみると、それだけで人生が少しずつ変化していきました。
今一度、コントローラーを握ってみてください。
自分からつまらない事をする必要は無い
人生がつまらないのであれば、今毎日のように何かつまらない事をやっている事になります。
仕事ならともかくプライベートでわざわざつまらない事なんて、自ら進んでやる必要なんてありません。
人生がつまらないと思っているのに変化を受け入れずに全ての事を拒否し続けていると、待っているのはつまらない人生です。
特技も趣味も無いと思っているのに何もやらないままだと、待っているのは特技も趣味も無い自分です。
なので、特技も趣味も無いのであれば「とりあえず1回やってみるか」と行動を起こす事を取り入れてみてください。
それだけで、特技も趣味も無いつまらない人生だと思っていた日々に刺激が生まれるかもしれませんから。
つまらない人生の原因を解消させる10step
その3、やりたい事はとりあえず1回やってみる。