私は30歳になってから、人生を諦める事を諦めました。
どういう意味かというと、今まで持って来た考え方だった「いずれ自殺する」「別にいつ死んでもいい」「ああなる前には死ぬ」、そういった理由で日々を適当に過ごすのを止め、死ぬまで生きる事にしました。
なぜなら、人生を楽しくしたいと思ってしまった私には、もう自殺するのは難しいと考えたからです。
目次
人生を諦める事を諦めた理由
「60歳ぐらいには死にたい」と、よくありがちなこの発言の果てには、その誕生日の前日までに人生を諦めて自殺か病死か事故死を伴わなければいけない事になります。
私は以前、老人の死を見る回数が比較的多い、老人ホームでの介護の仕事をした経験があります。
なので、加齢を理由に死にたい時に死ぬ事など、簡単に出来ない事を知っています。
60歳までに死にたいとしたら、その誕生日の前日に人生を諦めて「よし逝こう」と自殺するのか?
それともタイミングよく病死や事故死するのか?
そう都合よく行かないと気付いたので、私は人生を諦める事を諦めました。
これをくだらない話だと思う人もいるかもしれませんが、今でも本気でそう考えています。
そして、以前まで懇願していた事故死などの突発死が、人生を諦めることを諦めた現在では本当に起きて欲しくないので恐怖となっています。
人生を諦めた事で起きる様々な失敗
私は30歳になるまで自分の人生を適当に過ごして来ました。
「いずれ自殺する」「別にいつ死んでもいい」「ああなる前には死ぬ」、そう思って生きてきた結果、色々な物を失い、現在にまで影響を及ぼしています。
その影響とは私の場合、寝酒に頼った不眠症、タバコで汚れまくった肺、切れた人間関係、借金などが挙げられます。
幸いな事に、これらはなんとかなる事でしょう。
不眠症は治す方法があり、タバコは止めれば汚れが減って行き、人間関係は再構築する事ができ、借金は働けば返済する事が可能なのですから。
ですが、戻せない物もあります。
貴重な20代を、全てパチスロに捧げた
私は高校を卒業したあと、パチスロに思いっきりハマりました。
26歳まで就職もせず、パチスロを打ちながら、適当に過ごしていたのです。
私は18歳から30歳まで、10年以上の時間を、ほぼ全てパチスロの為に捧げました。
その結果、本当に何も残らなかったんです。
ちなみに、目的意識があれば、パチスロを打っても全然良いと思います。
ですが、目的意識の無い時間の損失は、人生において最も後悔する事だと思っています。
人間の人生は、本当に短いです。
私は冗談では無く本当に人生の何分の1という時間を、目的意識も無く無駄にしてしまいました。
若ければ若いほど、時間の損失は痛いものでしょう。
私は30歳になり、人生を諦める事を諦めた結果、10年以上続けたパチスロを止めました。
歯を失った
人生を諦めていた私は、人生を長期的に考える事なんてしていませんでした。
特に、面倒だから歯の健康に関して無頓着でした。
私は面倒だから、虫歯を放置しました。
この行為は、今考えても本当に愚かです。
ですが、神経も無く痛みも無かった為、完全に放置してしまったのです。
そして、何年か過ぎた時、前歯が1本折れてしまいました。
それからまた数年、根元が割れ、前歯を抜歯しなければいけなくなりました。
私は20代という若さで歯を1本、根本から完全に失う事になったのです。
そして、その左右の歯もブリッヂの為削り、私は実質3本の前歯を失いました。
私が口を開いた時に他人から見える私の歯の一部は、もう自分の物では無いのです
私は、人生単位で大損をしました。
私は人間の3大欲求である食欲を、他の人より早くから我慢する事になってしまったのです。
今後の人生、自分の歯で食事を食べられる期間を、歯医者に行くのが面倒だというだけのくだらない考えのせいで大幅に削ってしまったのですから。
歯の健康は全身の健康
歯の健康は、よく全身の健康と言われています。
調べれば調べるほど、歯の健康は様々な病気と深い関係を持っているのです。
私は、歯を失った事で、いつの間にか健康を失っていたのです。
私の人生失敗ランキング
私は、人生を諦めた私の人生で失敗したことがいくつもあります。
その中でも。
1番目に「多くの時間を適当に過ごした事。」
2番目に「歯を失った事。」
3番目に「健康を考えてこなかった事。」
この3つが特に失敗した事だと考えています。
健康は失って初めて後悔する
私は老人の介護をする仕事を通して、健康の事を考えずに後悔する人を見た事があります。
何歳になったとしても、健康を失う事は辛いものです。
「60歳になる前に死にたい」と思っている人も、60歳を過ぎて健康を失ったら、その時に後悔するものです。
何歳になったとしても、健康を失う事は辛いものです。
長生きしたく無いと思っている人にちょっとだけ想像して欲しいのですが、もし今の自分が健康な60歳だとしたら、今すぐ死にたいと思うのでしょうか?
私は恐らくそう思う事はありません。
だからこそ、人生を諦める事を諦めました。
起こった出来事は戻す事など出来ない
今回伝えたい事は、人生を諦める事を諦めた時に過ぎた時間は戻って来ないですし、歯に限らず健康を疎かにすると、いずれ後悔する時が来るだろうと言う事です。
現在の私は、ある程度健康の事を考えて過ごしていますが、歯を失った事は今でも後悔しています。
「歯の二、三本でガタガタ言うな」と言われてもおかしくないかもしれませんが、これからの人生では一切後悔なんてしたくありません。
人生を諦めてなんとなく生かされているような状況下で過ごす日々は、本当に楽しくありませんでした。
なので、これからも人生を諦める事を諦める日々を続けようと思います。
もしあなたが健康なのに、無意味に人生を諦めているのであれば、伝えたい事があります。
どうせ死ぬまで生きるんです。
人生を諦める事を諦めて、良い方に進んでみる事をオススメします。
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