私は20歳の時に専門学校を中退してからニートになりました。
それから6年の間、人生がつまらないと思いながらフリーターやニートを経験しました。
そんな状況では生活が出来なくなったので、仕方ないという理由で26歳に初めて就職しました。
就職しましたが、精神的にニートのままでした。
態度は不真面目、適当に仕事をして、努力した事は「仕事中にスマホをいじる事」でしたね。
イヤイヤ仕事をした結果、自分の事がどんどん嫌いになっていきました。
目次
人生つまらないニートを継続した理由
働いていると、たまに「ニートになりたい!」と言う人もいます。
ですが、ニートしている人は分かると思います。
何もする事が無いという状況って、本当につまらないんですよ。
単なるニートの人生って、本当につまらないんです。
ですが、私は様々な思い込みをしていたので、何年もニートをしてしまいました。
今考えると、様々な原因があったと思っています。
ギャンブルにハマる
私が専門学校を中退した理由は「パチスロ」にハマったからでした。
毎日のようにパチスロを打ちに、パチンコ屋に行ってました。
ニートやフリーターを繰り返していると、孤独になっていきます。
友達が少ない
ニートやフリーターを繰り返し、パチンコ屋に通っていたりすると、過去の友人に会いたくなんてありません。
20歳を過ぎてからは、ほとんどの時間を一人で過ごしていました。
友達といえば、一緒にパチンコ屋にいく数人の仲間ぐらいのものです。
もちろん恋愛なんてもってのほかです。
ちなみに、30歳になった時のラインの友達人数は、5人でした。
頭が悪く仕事が出来ない
私の中学3年の頃の成績は5段階で全て1と2しかありませんでした。
そんな頭の悪い私が15歳の時に飲食店でアルバイトした結果、全くついて行けず、数ヵ月で辞める事になりました。
頭が悪い私は、誰でもできる単純作業を選択するようになって行ったのです。
自信なんて全くない
日本人として生まれ、日本人として育つと、自己肯定感が低いまま成長する事になります。
自己肯定感とは文字通り、自分を肯定する感情の事です。
日本人は先進国で一番自己肯定感が低いと言われています。
私は自己肯定感が非常に低かったのでニートを選んでしまいました。
なぜなら、私のような人間を、社会は認めてくれないと思ったからです。
それに、就職するのは本当に嫌でした。
ですが、生活ができないので、26歳で就職活動をしたのです。
人生つまらないニートから抜け出す方法
私は26歳で就職しました。
ここで少しだけ成功しているように思うかもしれません。
実は、職種を選ばなければ、履歴書が真っ白でも就職する事は可能です。
私は、人手が足りていない介護の仕事を選択しました。
人手が足りていない業界であれば、ニートでも割と何とかなりました。
ちなみに、2019年現在では、就職する難易度は非常に低くなっています。
なぜなら、高齢化社会が近づいている現在では、多くの会社が若い手を欲しているからです。
新卒であれば、かなり選び放題という状況です。
中途採用も10年前に比べると、非常に難易度は下がっています。
10年以上前によくあった「面接50社して全部落ちた!」みたいな状況は、今では滅多に起きません。
ですが、私は26歳でやっと就職しても、精神的にはニートのままだったのです。
精神的にニートなまま、イヤイヤ仕事をした結果、精神的に崩れて体調を崩し、結果的に3年で辞める事になりました。
その数日後に、無趣味素人童貞無職引きこもりニート鬱アル中三十路になり人生に絶望しました。
ですが、それから人生を楽しくしたいと思ったのです。
そして、8ヶ月後に就職して、精神的にもニートを脱出する事が出来ました。
これから、人生つまらないニートから抜け出す方法をお伝えさせていただきます。
ニートの考え方を知る
ニートは、ほぼ確実に世の中に偏見を持っています。
例えば以前の私のように「世の中にはブラック企業しかないんだ!」といった、0か100か、黒か白か、そういう極端な思考で、根拠の無い否定的な表現をする事が多いのです。
ニート特有の極端な考え方をしている事に気付きましょう。
そして、ニートは自分を責めるのが大得意です。
ですが、どうして自分を責める必要があるのかを、考えた事がありますか?
ちなみに、私が自分を責めた理由は「自分以外の相手から、許されたかったから」です。
「自分を責めることで、他人から許されたかった」のです。
なのに、他人のために自分を責めるのは、完全に勘違いを起こしていたからです。
幼少期、泣いてみせる事で周りから心配された経験がある人は、それが、成功体験だと勘違いして、大人になっても泣いてみせて周りから心配されようとする人もいます。
自分を責める人も、これに近いです。
自分を責める事によって、周りの人が心配したという、成功体験は、実際には、全然成功してないんですよ。
自分を傷つける人は、他人からなかなか認められません。
「これだけ自分を責めている俺は、他人から許されるべきだ」という勘違い、もう止めにしましょう。
自分の欲求を知る
私は人生がつまらないという悩みがありました。
そして、人生を楽しくしたいという欲求がありました。
ですが、そんな事は誰でも思っている事かもしれません。
つまらない人生よりは楽しい人生の方がいいに決まってます。
ですが、無趣味素人童貞無職引きこもりニート鬱酒浸りの人間が、人生を良くするには自分の欲求と向き合う事が大切になります。
なぜなら、劣等感があり、自信が無い、ニートを経験してる人間ですよ。
劣等感が強い人は、言葉と心が一致しない言動を取り始めます。
本当はお金が欲しいのに、「無職でいいや、ニートでいいや、平社員でいいや」と発言したり。
恋愛に興味があるのに「女はクソ、金の無駄」と興味無いフリをしたり。
今のままでは嫌なのに「今のままでいい」ような振舞いをしたり。
例を挙げるとキリがありません。
こういう状態から抜け出すのは、悩みと欲求をはっきりと持ち、言動の矛盾を自覚する事が人生の攻略法になります。
私はお金を持っている人は羨ましかったですし、恋愛している人も羨ましかったですし、変わりたいと思っていました。
まずは心と向き合い、正直になった結果、変わろうと思える事が出来たんです。
特に、嫉妬心を自覚する事が出来ると、ニートの考え方が消えていきます。
嫉妬心を自覚出来ていなかった私は、例えば金稼いでるYouTuberとかが、なんとなく気に食わない存在でした。
ちなみに、なんとなく気に食わない存在は、高確率で嫉妬心から生まれています。
今では儲かっているYouTuberは、努力の結果だと理解しました。
「同じように稼いでみろよ」と言われたら、私には難しいんです。
これを、あたかも簡単に出来るような振舞いで、上から目線で否定してしまう私は、本当に器の小さい人間だったと思います。
自分の欲求を知り、否定する考えを無くすだけで、良い考え方を持つ事ができるようになります。
悪口を止める
私が「これを止めたら人生が上手くいくようになった」というものが存在します。
それが「悪口」になるのです。
私はネット上でムカつく奴がいたら普通に叩きに行く人間でした。
しかも、割と積極的に。
でも、これは「最悪な習慣」だったわけです。
よく「悪口を言ったら自分に返ってくる」っていうスピリチュアルっぽい格言とかってあるじゃないですか。
実はあれって、スピリチュアルではなく、心理学的に良くない部分が多くあったりするのです。
悪口を言ってはいけない理由は、主に二つあります
一つ目は、悪口を言う人が集まってしまう。
二つ目は、人の悪いところを見つけるのがうまくなる。
以上の二つになります。
まず、類は友を呼ぶということわざがあるように、人は自分と似たような人と付き合う仕組みになっています。
心理学で「類似性の法則」と呼ばれるものですね。
悪口を言う人には、悪口を言う人が集まるので、結果的に「悪口大会」か「傷の舐め合い」が発生します。
傷の舐め合いをすると、ストレス発散できいるようで、実は何も改善していないので、メンタルに良くないと言われています。
人の脳って良く出来ていまして、物事の良い面を見つける練習をすると良い部分に目が行くようになります。
物事の悪い面ばかりを探すと、他人のあら探しが本当にうまくなります。
悪口は、言ってしまえば「ネガティブになるトレーニング」をしているようなものです。
悪口を止めるのは、他の悪習を止めるより物凄く簡単です。
もし今日から「毎日10km走ってください!!!」とか言ったらウンザリすると思います。
ですが、今日から「悪口を言うのを止めてください!」というと、実際のところ簡単なので、割と継続できるわけです。
人の悪口だけじゃないです。
匿名でムカつく書き込みとかがあっても絶対スルー。
徹底的にやってください。
悪い発言をしていると、悪いものを見つけるのが得意になります。
そうすると、他人の悪いところを見つけるプロになります
他人の悪いところを見つけていると、他人が信じられなくなり、結果的に自分の悪いところに目が行ってしまうのです。
そうなると自分の悪いところを見つけるプロになるので結果的にどんどん自分が嫌いになっていくので最終的には心が病んでしまいます。
自分の悪口も人の悪口も、もうやめましょう。
今まで悪口を言いまくっていた人が、もし悪口を止めたとしたら、1ヶ月もすると頭がクリアになっている事がわかると思います。
面接時の勝ち方を知る
面接時に、受かりやすくなる方法が存在します。
覇気、自信を感じる良い姿勢、声の大きさ、肯定的な言葉の選択、清潔感、表情、熱意、これらを身につける事です。
30歳を過ぎた私にもできました。
ネット上の必勝マニュアルとか読むのは、ある程度大切だと思います。
ですが、マニュアル通りにやるという事は、その他大勢と同じ事をする事になると思いませんか?
ある程度の基本も大切ですが、プラスαが求められると言えるでしょう。
熱意があれば、面接官が「何か質問ありますか?」と言われた時に、質問する事ができるでしょう。
面接官にネガティブだと思われると、かなりNGになりますので、肯定的な言葉を使いましょう。
姿勢は面接以外でも、普段からよくしているだけで、相手からの第一印象が良く思われるようになります。
ちょっとオーバーな書き方をしますが、声の大きさは、自信の大きさと直結します。
正確には、本人に自信がなくても、面接官が「ある程度声が大きくてハキハキしているなら、自信がある人間だろう」と判断するので合格率が上がります。
とにかくハードルを下げる
ニートは大抵の場合、いきなり結果を求めようとします。
ハローワークに行って、ちょっと検索して、帰る。
そんな何もない日があっても、良いんですよ。
ちなみに、私が30歳ニートになってから就職するまで、8ヶ月の期間がありました。
この期間で私は、あまりにも大切な事を、沢山学ぶ事になったのです。
気になった方はつまらない人生の原因を解消させる10stepを順番に見てください。
とにかく、いきなり完璧を求めずに、少しずつ進む事をオススメします。
ちなみに、私は30歳を過ぎてから、職業訓練校に通う事を選択しました。
今考えても懐かしい、楽しい日々だったと思っています。
以上が、私がお伝えできる、人生つまらないニートから抜け出す方法でした。
書類の書き方などは、私の専門分野ではありませんので、他で調べてみてください。
挫折を経験している人生つまらないニートは本当に魅力的だ
30代のニートは、人生全然詰んでいません。
人生つまらないニートだった私ですが、履歴書はスカスカ、学歴も高卒、借金を抱えているのに、それでも確実に、今が幸せです。
一度挫折をしていると、復活した時にくだらないプライドが消失します。
くだらないプライドが捨てられると、毎日を楽しく過ごす事ができるかもしれません。
あなたがニートを止めた時、ニートをしたという経験は、実は貴重だったという事に、気付けるかもしれません。
「俺、元ニートだよ笑」と、笑い話に出来るようになった今では、20代の空白期間と、30歳を過ぎてからの8ヶ月は、非常に良い経験だったと思っています。
就職したら、自分の得意な事、不得意な事が見えてくる可能性があります。
私は、論理的思考が低いので、今の仕事でも、あまり使える方ではありません。
私はそれを受け入れて、私の短所と長所を知り、より私が活躍できる仕事を選択したいと思っています。
人生つまらないと思っているニートでも、考え方が良くなれば、人生楽しく生きられます。
少しでも脱ニートのお役に立てば幸いです。
ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございました。